過剰なプレッシャー

子どもが生まれてくる前、多くの親は次のように思っているか、語っているのではないでしょうか。
「無事に生まれてきてくれたらそれだけでいい」
と。あなたはどうでしたか。
子どもが成長し、ハイハイを始めると、早く立ち上がってくれたらいいなと思い、立ち上がるようになると、どんどん歩いて欲しくなるのが親の気持ちではないでしょうか。(二番目以降の子供になると、上の子に手がかかっているので「もう少しゆっくりしていて欲しい」と思うのかもしれません。)
 また、我が子が同じ年代の子どもの中で、頭一つでも二つでも抜き出ることを期待してしまうのではないでしょうか。男の子であればスポーツ万能、サッカーで活躍し、運動会ではリレーの選手を期待する。女の子であれば合唱コンクールで活躍し、クラスの人気者になることを期待する。そして、男の子も女の子も学級員になってくれたら親は鼻高々ではないでしょうか。このような親の期待は、無意識のうちに子どもに伝わっているかもしれません。無意識のうちに「君には期待しているよ。がっかりさせないでね」という裏メッセージが、子どもに届いているのではないでしょうか。子どもは、そのような親の期待に無意識のうちに反応し応えようとしてしまうかも知れません。その期待に応えられればよいのかもしれませんが、多くの場合子どもにストレスとなってしまわないとも限りません。背伸びをさせ続けると、子どもは必ずどこかにひずみが現れるものです。親が願うような、人よりも先に立つような、並外れた能力を子どもが持っているとは限らないのです。勿論、親の子どもへの適切な願いは必要でしょう。しかし、子どもにとって最も必要なことは、『今の自分がありのままに受け入れられているという安心感』ではないでしょうか。過剰な期待は、過剰なプレッシャーとなるに違いありません。そして、過剰なプレッシャーは、子どもにとっても親にとっても失望を招きかねないのです。
「ありのままを受け入れて、愛する」無条件的な愛をイエス様のお姿に見出すことが出来るのは幸いですね。