親への尊敬を学ぶ

子どもが小さい時は、親への尊敬を学ぶベストな時期なのです。多くのものを吸収することが得意な幼児期です。
例えば、幼児はことばを覚える天才です。英語だろうと、ドイツ語だろうと、韓国語だろうと、日本語だろうと見事な発音を身につけていきます。育った環境の中で見事に言語を獲得していきます。途中で外国に行った場合でも、子どもの言語獲得能力は目を見張るものがあります。移動した先で、見事な発音をするようになるのです。残念ながら、大人はこのような発音能力がないのです。言語学者はこのことを「音素収縮」という言葉で説明しています。幼児の喉は、柔らかいので耳から聞いた言葉を発音するのに必要な形をとることができるのです。しかし、喉が固まってしまうと、それ以降の音の発音が難しくなってしまうのだそうです。言い換えると、どのような言葉でも発音獲得の時期は限られているということです。親の声によく似ている声の子どもがいます。これは、幼児期から聞き続けた声を喉が柔らかい時期にしっかりと獲得していたからということなのでしょう。
親の権威に対する子どもの態度についても同じことが言えるのではないでしょうか。学齢前であれば、親を尊敬する態度を身につけさせるのは難しいことではないのです。この時期に親が、子どもに親への尊敬を学ばせることは大切です。この期間、このチャンスはものすごい速さで過ぎていきます。ですから、幼い子どもを育てるには、無条件の愛情を注ぐ努力をしながら、親への尊敬をしっかりと学ばせることが非常に大切だと思います。親の言うことに従わない環境を許してはいけません。親は、子どもから従ってもらえるように毅然とした態度が求められるのは言うまでもありません。このような努力を幼児期にしておかないと、子どもは大きくなるにつけて手がつけられないようになってしまうかもしれません。
皆さんをおどかすつもりはありませんが、親への尊敬を学ばせるのに良い時期は、幼児期である「今でしょ!」