子どもに向き合う

親が子どもと過ごす時に注意するべきことがあります。それは「ながら」です。どういうことかと言いますと、
「子どもとトランプ遊びをしながら、サッカーの試合を横目でチラチラ見ること」
「子どもにぬり絵をさせながら、同じテーブルで家計簿をつけること」
「子どもの宿題を見てあげながら、新聞を読むこと」
「子どもに本を買ってあげようと本屋さんに入りながら、自分の趣味の本を探して立ち読みしてしまうこと」
これらに共通しているのは、子どもの生活に直接的に関わっているというスタンスを取りながら、実は心は100パーセント子どもに向いていないということです。このような例は、きっとたくさん挙げられるのではないでしょうか。
これを続けていくと、確実に子どもに伝わることがあります。それは、「自分は騙されている」という思いです。子どもは鋭い感覚で親を見ています。そして、偽善を見抜くでしょう。そのうちに、自分が困ったときに自分のそばに親が居てくれなかったと、記憶してしまうのです。親がそばにいるだけではダメなのです。自分に心を向けてくれているか、いないかが重要なのです。多くの親にとって他人ごとではないでしょう。
子どもは、あっという間に成長します。そして、親元を離れていくのです。自分の世界を形作り自立します。その時に、「うちの親は、私に向き合ってくれなかった」という結論だけが残っていたとしたら悲劇です。
愛するとは、あなたを犠牲にすること。愛するとは、あなたの時間をささげること。愛するとは、あなたの全神経を注ぐこと。子どもと過ごす時間は大切です。子どもと過ごす時間は、100パーセント子どもに集中してあげたいものです。