平等に接するとは

親が子ども達に不平等な接し方をすると、子ども達は敏感に反応するものです。

例えば、ケーキの切り分け方。兄も弟も同じ大きさでなくてはけんかが始まることがあるかも知れません。少しでも大きい方をお互いに狙っているものです。

あるお母さんが、教師に相談しました。
「子ども達の寝る時間とお小遣いを兄弟で別々にしたいのですがどう思いますか?弟が、必ず文句を言うと思うのです。兄と弟は2歳しか離れていないのです。」と。

さて、あなたでしたらどうしたら良いと思いますか。
けんかをなくすには同じ時間に寝かせ、同じ金額を与えれば平等となり、うまくいくのでしょうか。

この教師は答えました。
「お兄さんが18歳になって、運転免許を取りたいと言ったとします。その時に、お母さんは弟さんにも運転免許を取らせてくれるように警察署に頼み込みに行きますか」
 母親は、教師の言いたいことが良くわかりました。

この世の中は「平等」ではないのです。子ども達を取り巻く環境も決して「平等」ではありません。
子ども達は不公平な社会の中へと旅立っていくと言っても間違いではないでしょう。
その様な中で、親に求められていることは、不公平な現実社会の中で、子どもがきちんと対応できるように準備をしてあげることです。
子ども達の年齢、能力、人格、性別に応じて、それぞれに違ってはいても、筋の通った接し方をしてあげると良いのではないでしょうか。

下の子は、必ずと言って良いほどに「ずるいっ!」と文句を言うでしょう。
しかし、これも訓練のうちです。
「お兄ちゃんは体が大きいのだからたくさん食べて良いんだよ」
と涼しい顔をして冷静に説明すれば良いのではないでしょうか。

こども達が将来、社会にうまく適応できるように、親ができるだけのことをしてあげたら良いのです。
必ず役に立つ時が来るでしょう。