チャンスを活かして

子育てをしていく上で大切な事の一つに、ルールや決まりごとがあげられるでしょう。
子どもに守ってもらいたいルールや決まりが、どの家庭にもきっとあるでしょう。
しかし、このルールや決まりが、親子の信頼関係がない中で押し付けられたとしたら、かえって子どもから反発を招きかねません。

信頼関係をどのように作り上げていけば良いのでしょうか。
これは大事な課題だと思います。

あるアメリカの作家であり心理学者が実際に行ったエピソードをご紹介いたします。
彼は家を空ける生活が常でした。

ある年のバレンタインデーの前日、出張先に奥様から電話がきました。
娘さんが第一志望の大学に合格したという嬉しい知らせでした。
その電話を切った彼は、「このチャンスは2度とない。このチャンスを活かそう」と考えました。
そして、すぐに花屋さんに電話をします。
「ピンクのバラの花束を○○(娘の名前)宛に届けてください」と。
次の日、彼は自宅に電話をすると娘が電話に出て、ウキウキした声でこのように話したのだそうです。「バレンタインデーに、お花の配達が来たから誰への贈り物かなと思ったの。お母さんへの贈りものかと思って名前を見たら私の名前が書いてあったじゃない。彼からの贈り物に違いないと思ったら、パパの名前が書いてあるじゃない。パパ!ありがとう。」

彼は親子の信頼関係を築き上げる為に、絶好のチャンスを活かしたのです。
きっと、彼はこのピンクのバラが初めてではなかったのでしょう。これまでにもチャンスを活かしてきたことでしょう。

皆さんのご家庭でも、今から信頼関係を築き上げるチャンスを見逃さないようにとお勧めいたします。将来、お子さんの出る試合に行き応援するとか、学校の文化祭に行くなどして良い関係を作っていくのです。
そして、ここぞ「チャンス」という時にサプライズを実施する。このような努力があってこそ、いざ厳しい事を言わなければならない時でも、子どもに聞き入れてもらえるようになるのです。