我慢する力

我慢する力



インスタントの時代になりました。約10年前、カラー写真の現像がその日のうちに45分で出来るお店が登場しました。それまではフィルムを出して1泊2日で手に入れるのが普通でした。
今は「45分」のお店は見当たりません。
なぜならば、各自がデジカメで撮った映像をプリンターで印刷できるようになったからです。
今撮影したものを、その場で印刷できるのです。
これをインスタントと言わずに何と言いましょうか。

このように欲しいものは、すぐに結果を手に入れることが出来る時代になった
といってよいでしょう。
便利になりましたが、気を付けなければならないことがあります。
それは、子供たちが自己中心でわがままな生活態度を身に付けてしまうということです。

子供にとって欲しいものがあるのは当然です。
しかし、欲しいものがあってもどうしても必要なものがなければ、我慢してもよいのです。
いや、我慢することが必要なのです。
欲しいものは何でも手に入るということは、決して良いことではないのです。

私の子供時代は自転車を持っている子は3人位。
あとの7人は走って自転車部隊を追いかけます。
自転車が欲しかったのですがなかなか買ってもらえませんでした。
6年生になった時にようやく自転車を購入。有頂天になりました。大切に乗りました。
我慢をした結果が、楽しみを何倍にもしてくれたのではないかと回想します。

説教臭いと感じるかもしれませんが、我慢することは非常に大切なことだと思います。
何でもすぐに手にできる、或いは、自分の好きなことが何でもできるような生活は、誘惑に陥りやすいのではないでしょうか。

聖書の中に
「患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出す」
(ローマ5:3~4)
とあります。
「患難」を「我慢」と置き換えても良いと思います。
「我慢」が「品性」へと繋がるなんて、素晴らしいと思います。

一方、聖書にはこのような言葉もあります。
「人はそれぞれ自分の欲に引かれ、おびき寄せられて、誘惑されるのです」
(ヤコブ1:14)
我慢することを通して、子供たちは誘惑からも守られていくのです。

子供の将来をよく考えるならば、今から我慢する力を育ててあげることは子供にとって幸いなのではないでしょうか。

お知らせ

川越福音自由教会牧師、野瀬裕志師より子育てに関する一口メモです。